久しぶりに普通の日記です!
昨日『グスコーブドリの伝記』見てきました。
私と同じ世代位の方々には『銀河鉄道の夜』のアニメーションでおなじみの
宮沢賢治原作、杉井ギサブロー監督、ますむらひろしキャラクター原案の
アニメーション映画です。
『銀河鉄道の夜』はものすごく影響をうけている作品で
静かで、深淵な世界観
ぽつりぽつりと語られるセリフや音楽など
本当にどれをとっても大好きな映画です。
『グスコーブドリの伝記』もジョバンニとカンパネルラに似た
猫の兄弟がでてきますが
ますむらひろしさんの描く猫のキャラクターは
瞳が大きく、言葉数少なく
まさに、目は口ほどにものを言うという感じがして、
犬や猫を見ていると
言葉をしゃべっているわけではないのに、
なんとなく気持ちが伝わってくるような感覚に似ていて
つい画面のキャラクターを見入ってしまいます。
淡々と自分の運命を受け入れ
なおかつ人の役に立ちたいと強く願う主人公の気持ちが
映画全体から伝わってきて
余韻がずっと心の中に残るような映画でした。
起承転結が分かりやすくある様な映画ではないと思いますが
宮沢賢治の意志や考え方にしっかりと対峙できる2時間は
なにかものすごく贅沢な時間のように感じました。
ボールいる?っていわれてるような。。。